ランバンの「エクラ・ドゥ・アルページュ」は、その透明感あふれるフローラルフルーティーの香りで、長年にわたり日本の女性たちを魅了し続けている国民的フレグランスです。
「運命の香り」として愛用している方も多い一方で、「あまりにも人気で人と被ってしまう」「もう少し香りの持続性が欲しい」「年齢とともに少し背伸びをした香りにシフトしたい」といった悩みを抱えている方も少なくありません。
この記事では、エクラドゥアルページュの香りの構造をプロの視点で紐解きながら、その美点を引き継ぎつつ、新たな魅力を発見できる「似てる香り」を厳選してご紹介します。デパコスの名品からプチプラの隠れた逸品まで、あなたの次のシグネチャーセント探しを徹底サポートします。
この記事のポイント
- エクラドゥアルページュの透明感の正体である「グリーンライラック」と「ピーチブロッサム」の特徴を解説
- 人と被りたくないけれど好感度は維持したい人へ向けた、失敗しない香水選びの基準
- シャネルやディオールなど、エクラの系統を受け継ぎつつ格上げしてくれるデパコス香水の紹介
- ZARAや日本のニッチブランドなど、日常使いに最適な高コスパな「似てる香り」の提案
エクラドゥアルページュの香りに似てる条件と探す理由の深層
- 透明感の正体とは?グリーンライラックとピーチブロッサムの黄金比
- 似てる香りを探す心理的背景:人と被りたくないけれど外したくない
- 選び方のポイント①:トップノートのフレッシュさと持続性のバランス
- 選び方のポイント②:プチプラでの再現度とデパコスの格上げ感
透明感の正体とは?グリーンライラックとピーチブロッサムの黄金比

なぜ私たちはこれほどまでに、ランバンの「エクラ・ドゥ・アルページュ」に惹かれるのでしょうか。似ている香りを探す旅に出る前に、まずはこの名香が持つ魔法の正体を、調香の観点から深く理解しておく必要があります。
2003年にカリーヌ・デュブレイユによって生み出されたこの香りが「婚活香水」や「モテ香水」の不動の代名詞となった最大の理由は、その圧倒的な「透明感」と「嫌味のなさ」にあります。
この透明感を構成している核となるのが、トップノートに使われている「シシリアンレモンリーブス」と「グリーンライラック」のアコードです。通常のフローラル香水が花の甘さを前面に押し出すのに対し、エクラは果実そのものではなく「葉(リーブス)」や「グリーン」の要素を巧みに取り入れることで、まるで朝露に濡れた花束のような瑞々しさを表現しています。甘いのにくどくない、この絶妙なバランスこそがエクラの真骨頂なのです。
さらに、ミドルノートで香る「ピーチブロッサム」と「レッドピオニー」の存在も見逃せません。熟した果実の濃厚な甘さではなく、あえて「花(ブロッサム)」の部分を使うことで、フルーティーなニュアンスを含みながらも、あくまでフローラルの上品さを保っています。
そして、ラストノートの「スイートムスク」が全体を柔らかく包み込み、肌に溶け込むようなスキンセントへと変化していきます。
つまり、「エクラドゥアルページュに似てる香り」を探す際に注目すべきは、単に甘いフローラルであることではありません。「グリーンやシトラスの苦みを含んだトップノート」と「ピオニーやブロッサム系の瑞々しいミドル」、そして「清潔感のあるムスクのラスト」という、この三位一体の黄金比を持っているかどうかなのです。この構造を理解することで、数ある香水の中から、あなたの鼻が求めている「あの透明感」を持つ一本を的確に見つけ出すことができるようになります。
似てる香りを探す心理的背景:人と被りたくないけれど外したくない

「エクラドゥアルページュが好き。でも、他の香りも試してみたい」。そう考える方の多くが抱えている心理は、単なる飽きではありません。それは、「安心感」と「独自性」の間で揺れ動く、非常に繊細な葛藤だと言えます。
エクラは発売から20年以上が経過してもなお、ランキングの上位に君臨し続けるモンスター級のベストセラーです。街を歩けば、電車に乗れば、必ずと言っていいほどこの香りとすれ違います。
香りは自己表現の重要なツールですから、「自分だけの香り」を持ちたいと願うのは当然のことです。「みんなが使っているから」という理由で、大好きな香りを手放す必要はありませんが、場所やシーンによっては「量産型」という印象を持たれることを避けたいと考えるのも無理はありません。
特に、自分自身のスタイルが確立されてくる20代後半から30代にかけて、この悩みは顕著になります。
しかし、いきなり全く異なる系統の香り(例えば、重厚なウッディ系やスパイシーなオリエンタル系)に挑戦するのは勇気がいりますし、失敗するリスクも高くなります。エクラ愛用者が求めているのは、あの「誰からも愛される清潔感」や「万能な使いやすさ」はそのままに、ほんの少しの「個性」や「大人っぽさ」、あるいは「新しさ」をプラスした香りなのです。
つまり、「似てる香り」を探すという行為は、エクラドゥアルページュという安全基地を確保しつつ、そこから少しだけ冒険をして、今の自分によりフィットする新しいアイデンティティを模索するプロセスなのです。
それは「被り回避」という消極的な理由だけでなく、「自分の感性をアップデートしたい」という前向きな欲求の表れでもあります。だからこそ、次に選ぶ一本は、エクラの良さを踏襲しつつも、あなただけの物語を語れるような香りであるべきなのです。
香道Lab.選び方のポイント①:トップノートのフレッシュさと持続性のバランス


エクラドゥアルページュに似た香りを選ぶ際、最も技術的な視点でチェックすべきポイントは「トップノートのフレッシュさ」と「香りの持続性」の関係性です。エクラ愛用者の数少ない悩みとしてよく挙げられるのが、「香りが飛びやすい」「持続時間が短い」という点です。
これは、エクラの魅力である透明感や軽やかさを出すために、揮発性の高いシトラスやグリーンの香料が多用されていることの裏返しでもあります。
似ている香りを探す際、もしあなたが「エクラよりも香りを長持ちさせたい」と願うのであれば、オードトワレ(EDT)ではなく、オードパルファム(EDP)を選ぶのが一つの正解です。
しかし、ここで注意が必要です。濃度が高くなればなるほど、香りは重く、濃厚になる傾向があります。エクラのような「儚げな透明感」を維持したまま、持続力だけを高めるというのは、実は調香師にとっても非常に難しい課題なのです。
例えば、似た系統の香りであっても、バニラやサンダルウッドなどのベースノートが強く出過ぎているものは、つけた瞬間は似ていても、時間が経つにつれて「重い」「粉っぽい」と感じてしまう可能性があります。
エクラ好きの方が求めているのは、最後まで「水のような清らかさ」が続くことです。
したがって、選び方のコツとしては、トップノートに「グレープフルーツ」や「マルメロ(クインス)」、「マンダリン」などの、瑞々しいけれど少し苦みや深みのあるフルーツが含まれているものを選ぶと良いでしょう。
これらはレモンよりも香りの保留性が高く、フルーティーな印象を長く保ってくれます。また、ラストノートに「ホワイトムスク」だけでなく、「セダーウッド」や「アンバー」が控えめにブレンドされているものは、清潔感を保ちながら香りの輪郭をはっきりさせ、持続時間を延ばしてくれる効果があります。
店頭で試す際は、ムエット(試香紙)だけでなく、必ず自分の肌に乗せて、3時間後の「残り香」が重くなりすぎていないかを確認することをおすすめします。
選び方のポイント②:プチプラでの再現度とデパコスの格上げ感


「似てる香り」を探す旅には、大きく分けて二つのルートがあります。一つは、日常使いのためにコストを抑えたい場合の「プチプラ・ジェネリック」ルート。もう一つは、エクラを卒業してワンランク上の女性像を目指す「デパコス・アップグレード」ルートです。
それぞれのルートで、重視すべきポイントは異なります。
まず、プチプラで探す場合です。ZARAやキャンメイク、フィアンセといったブランドから、エクラにインスパイアされたような香りが数多く発売されています。ここで重要なのは「アルコール臭の少なさ」と「香りの変化」です。
安価な香水の中には、つけた瞬間にツンとしたアルコール臭が強かったり、トップノートの爽やかさが一瞬で消えて、すぐに単調な甘さだけが残ったりするものもあります。プチプラでエクラの再現度が高いものを選ぶなら、「香りのピラミッド(トップ・ミドル・ラストの変化)」がしっかりと設計されているかを確認しましょう。
最近では、1,000円〜3,000円台でも驚くほどクオリティの高いものが増えています。これらは、オフィスや学校、リラックスタイムなど、気兼ねなくバシャバシャと使いたいシーンに最適です。
一方、デパコスで探す場合は、「格上げ感」を重視しましょう。シャネルやディオールなどの高級メゾンが手掛けるフローラルフルーティーは、エクラと同じ系統でありながら、使用している香料のグレードや調香の複雑さが異なります。例えば、同じ「ジャスミン」や「ローズ」でも、産地にこだわった天然香料が使われている場合、香りに奥行きや立体感が生まれ、纏う人の雰囲気を洗練されたものにしてくれます。デパコスの似てる香りは、エクラの親しみやすさはそのままに、「凛とした強さ」や「エレガンス」をプラスしてくれるため、デートや特別な日、あるいは仕事で自信を持ちたい時の「勝負香水」として選ぶのがおすすめです。予算と目的に応じてこの二つを使い分けることで、香りの楽しみは何倍にも広がります。
エクラドゥアルページュ好きに贈る似てる香水コレクション
- 圧倒的王道:シャネル「チャンス オー タンドゥル」で知る大人の品格
- 可憐さの極み:ディオール「ブルーミングブーケ」が放つピオニーの魔法
- コスパ最強の刺客:ZARA「アップルジュース」が魅せる驚きの再現性
- 清潔感の代名詞:ドルチェ&ガッバーナ「ライトブルー」という爽やかな選択
- 日本の美意識:フィンカ「シャボンウォーター」で纏う純真な透明感
- 日常を彩る:柔軟剤やボディミストで楽しむエクラ風の優しい香り
圧倒的王道:シャネル「チャンス オー タンドゥル」で知る大人の品格


エクラドゥアルページュからの「卒業」や「ステップアップ」を考えたとき、最も有力な候補となるのが、シャネルの「チャンス オー タンドゥル」です。ピンク色の丸いボトルが印象的なこの香水は、数あるシャネルのラインナップの中でも特に日本人に愛されており、エクラと並んで「モテ香水」の双璧をなす存在です。
しかし、単なる人気者同士というだけでなく、香りの構成においてもエクラ好きの琴線に触れる共通点が数多く存在します。
最大の特徴は、トップノートの「グレープフルーツ」と「クインス(マルメロ)」のコンビネーションです。エクラがレモンやライラックでグリーンの爽やかさを表現しているのに対し、チャンス オー タンドゥルは、マルメロの蜜のような甘さとグレープフルーツのほろ苦さを合わせることで、よりジューシーで大人っぽいフルーティーさを演出しています。
この「甘いけれど甘ったるくない」バランス感覚が、エクラ愛用者にとって非常に心地よく感じられるはずです。
ミドルノートでは「ジャスミン」と「ヒヤシンス」が華やかに香り立ちますが、シャネル特有のパウダリーさや重厚感は控えめで、どこまでも透明感のあるフローラルが続きます。
そしてラストの「ホワイトムスク」が、全体を上品にまとめ上げます。エクラとの決定的な違いは、その「持続性」と「香りの厚み」です。特にオードパルファム版を選べば、朝つけてから夕方まで、ふとした瞬間に自分の周りで柔らかく香る幸福感を味わえます。
「エクラの雰囲気は大好きだけど、もう少し大人の女性としての自信や品格を纏いたい」。そんな願いを完璧に叶えてくれるのが、このチャンス オー タンドゥルなのです。
チャンス オー タンドゥルの選び方
- オードゥ トワレット(EDT): エクラに近い軽やかさと透明感を重視する人向け。持続は3〜4時間程度。
- オードゥ パルファム(EDP): より深みがあり、ローズのエッセンスが強い。持続性と大人っぽさを重視する人向け。
可憐さの極み:ディオール「ブルーミングブーケ」が放つピオニーの魔法


もしあなたが、エクラドゥアルページュの中にある「ピオニー(芍薬)」の、あの柔らかくパウダリーな花の香りが特に好きなら、クリスチャン・ディオールの「ミス ディオール ブルーミング ブーケ」こそが、運命の次のパートナーになるかもしれません。
エクラが「透明な水」のようなイメージだとすれば、ブルーミングブーケは「満開の花々が風に揺れる庭園」のようなイメージです。
この香水の主役は、名前の通り「花束(ブーケ)」です。トップノートには「ベルガモット」の爽やかなシトラスが香り、すぐに中心となる「ピオニー」と「ダマスクローズ」の優美なハーモニーへと移行します。
エクラにもピオニーは含まれていますが、ブルーミングブーケではより主役級の扱いを受けており、その繊細で可憐な香りを存分に堪能することができます。特筆すべきは、ローズ特有の青臭さや古風な印象が全くないことです。
現代的で、どこまでも軽やかなフローラルノートに仕上がっています。
そして、エクラ好きにとって安心材料となるのが、ベースノートの「ホワイトムスク」です。ディオールのムスクは非常に肌馴染みが良く、まるで洗い立てのリネンのような清潔感を残します。
この清潔感が、エクラの持つ「嫌味のなさ」と強くリンクするため、違和感なくスイッチできるはずです。ボトルデザインも美しく、ドレッサーに置くだけで気分が高まります。エクラよりも少しだけ「フェミニン」で「ロマンティック」な気分に浸りたい日、あるいは守ってあげたくなるような可愛らしさを演出したいデートの日に、これ以上の選択肢はないと言えるでしょう。
コスパ最強の刺客:ZARA「アップルジュース」が魅せる驚きの再現性


「日常使いで惜しみなく使いたい」「エクラを持ち歩くのは重いから、サブとして似てる香りが欲しい」。そんなニーズに応える、驚くべきコストパフォーマンスを誇るのが、ファストファッションブランドZARA(ザラ)のフレグランスラインにある「アップルジュース(Applejuice)」です。
SNSや口コミサイトを中心に「あのブランド香水にそっくり」と話題になることが多いZARAの香水ですが、このアップルジュースは、シャネルのチャンス オー タンドゥル、そしてランバンのエクラドゥアルページュの系統を愛する人々から絶大な支持を得ています。
香りの構成を見ると、名前の通りの「アップル」に加え、「オレンジ」「グレープフルーツ」といったフレッシュなフルーツがトップで弾けます。そしてミドルには、エクラ好きにはお馴染みの「ピオニー」や「バイオレット」「ローズ」といったフローラルが登場します。
実際に肌に乗せてみると、トップの瞬間的なフルーティーさから、ミドルの柔らかいフローラルへの移行が非常にスムーズで、プチプラ特有のキツさがほとんどありません。
エクラと比較すると、その名の通りアップルのようなジューシーな甘酸っぱさがやや際立ちますが、全体を包む「透明感」や「シャンプーのような清潔感」の方向性は驚くほど一致しています。
持続時間はオードトワレ相応で、2〜3時間程度で薄れていきますが、この価格帯であれば気兼ねなく付け直すことができますし、むしろその軽やかさが「リフレッシュ用」として最適です。
ジムの帰りや、仕事終わりの気分転換、ルームフレグランス代わりとしても活躍する、まさに「コスパ最強の刺客」と言えるでしょう。
清潔感の代名詞:ドルチェ&ガッバーナ「ライトブルー」という爽やかな選択


エクラドゥアルページュの「甘さ」よりも、トップノートの「爽やかさ」や「ユニセックスな雰囲気」に惹かれている方には、ドルチェ&ガッバーナの不朽の名作「ライトブルー」をおすすめします。
エクラと同様にロングセラーを誇るこの香水は、地中海の太陽と海をイメージして作られており、甘さを極限まで削ぎ落とした、究極のフレッシュ系フレグランスです。
共通点は、トップノートにおける「シシリアンシトロン(レモン)」と「アップル」、そして「ブルーベル」の組み合わせです。エクラがグリーンライラックで透明感を表現しているのに対し、ライトブルーはこれらのみずみずしい果実と花で、突き抜けるような青空を表現しています。
ミドルノートの「ジャスミン」や「ホワイトローズ」がほのかな優しさを添えつつ、ラストは「シダーウッド」と「アンバー」、「ムスク」が温かみのある余韻を残します。
エクラとの最大の違いは、フローラルの甘さの度合いです。ライトブルーは甘さがかなり控えめで、ドライダウン(時間の経過)とともにウッディな印象が強くなるため、男性でも違和感なく使えるほどキリッとしています。
しかし、その「媚びない清潔感」は、エクラが持つ万能感と通じるものがあります。「今日は甘い香りの気分じゃない」「湿気が多くてすっきりしたい」「ビジネスシーンでより知的でクールな印象を与えたい」。
そんな時には、エクラの代わりにライトブルーを纏うことで、同じ透明感の系譜の中にいながら、全く異なる表情の自分を演出することができるでしょう。夏場や梅雨時の「第二の定番」として持っておきたい一本です。
日本の美意識:フィンカ「シャボンウォーター」で纏う純真な透明感


これまでは海外ブランドの名香を紹介してきましたが、実は日本のフレグランスブランドにも、エクラドゥアルページュのファンにぜひ試していただきたい隠れた名品が存在します。
それが、FINCA(フィンカ)の「シャボンウォーター」です。FINCAは東京・新宿に店舗を構える国産フレグランス専門店で、日本人の感性に合った、繊細で邪魔にならない香りを数多く生み出しています。
「シャボンウォーター」という名前が示す通り、この香りのテーマは「究極の石鹸の香り」です。しかし、単なる固形石鹸の香りではなく、レモンやライムの柑橘系トップノートから始まり、ミドルではジャスミンやミュゲ(スズラン)が優しく香る構成は、エクラドゥアルページュが持つ「洗い立てのような清潔感」と非常に近い波動を持っています。
海外製の香水にありがちな濃厚さや、パウダリーな重さが一切なく、まるで水のように澄み渡った香調です。
エクラ好きの方がこの香りを気に入る理由は、その「無垢な透明感」にあります。エクラよりもさらに甘さを抑え、よりナチュラルで、スキンケアの延長線上で使えるような軽やかさがあります。「香水をつけています」という主張をしたくないけれど、近づいた時に「いい匂いがする」と思われたい。そんな控えめな美学を持つ日本人ならではのニーズに見事に応えてくれます。また、他の香水と重ね付け(レイヤリング)をする際のベースとしても優秀で、エクラと重ねることで、より清潔感を際立たせるという上級テクニックにも使えます。知る人ぞ知る日本の名香で、周りと差をつけてみてはいかがでしょうか。
日常を彩る:柔軟剤やボディミストで楽しむエクラ風の優しい香り


最後に、香水というフォーマットにこだわらず、より生活に密着した形でエクラドゥアルページュのような香りを楽しむ方法をご提案します。「香水は仕事柄つけられない」「家の中をあの香りで満たしたい」という方には、香りの構成が似ている柔軟剤やボディミストを取り入れるのがおすすめです。
柔軟剤の中で、エクラ好きの間で長年「似ている」と囁かれているのが、「ランドリン(Laundrin)」の「クラシックフローラル」の香りです。公式にはクロエの香水に似ていると言われることが多いですが、トップのライチやミドルのピオニー、ムスクの構成が生み出す、あの上品でクラシカルなフローラル感は、エクラ愛用者の好みにもドンピシャでハマります。
洗濯物を干している時や、乾いた服に袖を通した瞬間に、エクラのような幸福感に包まれることができます。
また、ボディミストでは、キャンメイクのフレグランスライン「メイクミーハッピー」の「BLUE」が注目です。みずみずしいアップル、ペア、アプリコットのトップから、シクラメン、ローズ、ジャスミンのミドルへと続く香りは、驚くほど透明感が高く、エクラの持つ「クリスタル感」をプチプラで見事に再現しています。
ボディミストなので香りの持続は短いですが、ヘアミストとして髪に吹きかけたり、寝る前のリラックスタイムに空間にスプレーしたりと、香水よりもカジュアルな使い方が可能です。
これらのアイテムを併用することで、24時間365日、大好きな透明感のある香りに囲まれた生活を実現することができます。
ボディミスト使用の注意
香水に比べてアルコール濃度が低いものが多いですが、持続時間は1時間〜2時間程度と短めです。あくまで「リフレッシュ」や「ほのかな香りづけ」として割り切って使用しましょう。
総括:エクラドゥアルページュの香りに似てる名香で叶える、洗練された「透明感」のアップデート
この記事のまとめです。
- エクラドゥアルページュの魅力の核心は、グリーンライラックとピーチブロッサムが生み出す圧倒的な透明感と嫌味のなさにある
- 似てる香りを探すことは、エクラの安心感をベースにしつつ、自分らしさや大人っぽさをプラスする前向きな選択である
- 香り選びの際は、トップノートのフレッシュさと持続性のバランスを考慮し、EDPとEDTの違いを理解することが重要だ
- プチプラでは香りの変化やアルコール臭の有無を、デパコスでは香料の質と格上げ感を重視して選ぶのが正解だ
- シャネルの「チャンス オー タンドゥル」は、エクラの系統を受け継ぎつつ、より持続性と大人の品格を与えてくれる最有力候補である
- ディオールの「ブルーミングブーケ」は、ピオニーの柔らかさを主役にした、可憐で守ってあげたくなるようなフェミニンな香りだ
- ZARAの「アップルジュース」は、驚異的なコストパフォーマンスでエクラ系の香りを再現しており、日常使いやサブ機として優秀だ
- ドルチェ&ガッバーナの「ライトブルー」は、甘さを抑えた究極の爽やかさを持ち、夏場やビジネスシーンでの第二の選択肢となる
- 日本発のFINCA「シャボンウォーター」は、水のような純真な透明感を持ち、控えめな美学を好む人に最適な選択肢である
- 柔軟剤「ランドリン クラシックフローラル」などは、生活空間全体をエクラのような幸福感のある香りで満たすことができる
- キャンメイクの「メイクミーハッピー BLUE」など、ボディミストを活用することで、よりカジュアルに香りを楽しむことができる
- 似ている香りであっても、必ず自分の肌に乗せて「ラストノート」の変化を確認することが、失敗しない選び方の鉄則だ
- 季節やシーンに合わせて、エクラ本家と似てる香水を使い分けることで、香りのマンネリ化を防ぐことができる
- 自分に似合う「透明感」のバリエーションを増やすことは、自己表現の幅を広げ、日々の生活を豊かにすることに繋がる
- 結局のところ、エクラドゥアルページュに戻るとしても、他の香りを知ることは、本家の良さを再認識する良い機会となる










